泉代表に期待するのは「若さ」「発信力」 「方向性見えない」指摘も

有料会員記事立憲

関口佳代子、藤野隆晃、保坂知晃 根岸拓朗、山口啓太
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 決選投票の末、立憲民主党の新代表に選ばれたのは47歳の泉健太氏だった。議席を減らした衆院選から、来夏の参院選に向け、どう党勢を立て直すのか。参院選の立候補予定者や地方議員からは「若さ」や「発信力」に期待する声が相次いだ。一方、街の人々からは、代表選を通じて、立憲が目指す方向性が見えなかったとの指摘も出た。

地方議員らは期待

 立憲東京都連が投票順位を決めるために実施した事前調査で1位は小川淳也氏、2位は泉氏だった。小川氏は決選投票に進めず、決選投票では、泉氏に投じた。都連幹事長代理の西沢圭太都議は泉新代表について、「党の若手の代表。リーダーシップと発信力がある。若返って、刷新感もある。変わったんだなと思ってもらえるのではないか」と期待を込めた。衆院選で議席を減らしたことを踏まえ、「泉代表のもとで国民に寄り添って、対立軸を明確にしてほしい」と注文した。

 来夏の参院選では泉氏が党の顔となる。参院長崎選挙区(改選数1)に立候補予定で県連副代表の白川鮎美氏は泉氏を支持したという。「若さもあるし、党役員のジェンダー平等を進める点が心に響いた」と話した。自民、公明両党に勝つには国民民主党との協力が欠かせないとし、「国民民主出身の泉新代表なら、調和をとってくれるのではないか」と話した。

 参院富山選挙区(同)に立候補予定の山登志浩(としひろ)氏は「泉新代表の発信力に期待したい」。衆院選では現役世代の集票に苦戦した。40代の泉氏が、政権批判だけでなく、党の政策をわかりやすく伝えて若い世代にも支持が広がればと思う。泉氏は代表選で、執行部の半数を女性にすると訴えた。「女性や若手、地方といった、色々な人が関与できる党運営にしてほしい」と注文した。代表選では、衆院選を踏まえ、今後の共産党との共闘のあり方も議論になった。保守地盤の富山で勝ち抜くには、野党候補の一本化は重要だと感じるという。山氏は「1人区の候補者一本化は進めてほしい」と望んだ。

 来夏の参院選比例区自治労の組織内候補として立候補予定の鬼木誠書記長は、泉新代表に「政治を頼っていいとのメッセージの発信を」と求めた。泉氏が選出後の演説で、「国民に寄り添う」と述べた点に触れ、「何に頼っていいのかわからない人に、力強いメッセージとして届けばいい」と話した。

 福山哲郎幹事長は、代表選を振り返り、泉新代表が、代表選を戦った3人の候補を党執行部に入れると言及した点に触れ、「まさに挙党一致。新しい立憲民主党をしっかり引っぱってほしい」と述べた。選挙区がともに京都で旧知の泉新代表について「人を引きつける魅力は若い頃から天性のもの。泉さんがのびのびとやれる党運営にしていただければ」と話した。(関口佳代子、藤野隆晃、保坂知晃)

街の人は……

地方議員らからは期待する声が相次いだ一方、街からは厳しい声も。

 立憲民主党青年局の下部組織…

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