アラブ系移民を敵視、極右ゼムール氏が仏大統領選に名乗り 

有料会員記事

パリ=疋田多揚
[PR]

 来年4月のフランス大統領選をめぐり、極右の論客エリック・ゼムール氏(63)が30日、立候補すると表明した。ユーチューブ上にビデオを投稿し、「フランスはもはやかつてのフランスではない。国を救うべき時だ」などと訴えた。

 ゼムール氏は保守系仏紙フィガロなどにコラムを執筆し、テレビ番組でもコメンテーターを務めてきた。「イスラム文明がフランス国民に置き換わろうとしている」などと主張。イスラム教徒やアラブ系移民を敵視する発言を重ね、移民規制の厳格化を訴えている。

 今秋、世論調査で2~3番手に急浮上。右翼政党「国民連合」のルペン氏の支持基盤と重なるため、それまでマクロン大統領と競っていたルペン氏がやや勢いを失っている。

 再選がかかるマクロン氏は、上位2人が進む決選投票で「極右との対決」の構図に持ちこみ、中道勢力を結集する戦略を描いていた。ゼムール氏の出馬で混戦となれば、4番手につける野党の共和党中道右派)にもチャンスが広がる格好で、各陣営は戦略の練り直しを迫られる。

 「極右」のスタンスを取るこ…

この記事は有料会員記事です。残り367文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!