米軍F16が青森空港に緊急着陸 燃料タンクを投棄、役場近くに落下

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 30日午後6時ごろ、米軍三沢基地青森県三沢市)所属のF16戦闘機が飛行中に緊急事態に陥り、同県の岩木山近くに二つの燃料タンクを投棄した。同基地が発表した。戦闘機は同12分ごろ、青森空港青森市)に緊急着陸した。燃料タンクの一つは同県深浦町役場近くの道路で見つかった。もう一つは見つかっていない。けが人の情報はないという。

 防衛省によると、戦闘機は乗員1人。日本海側から三沢基地へ向かって飛行し、エンジントラブルに見舞われた可能性があるとみられる。ともに飛行していたもう1機は基地に戻ったという。

 基地は、投棄したのは人が住んでいない地域と説明しているが、現場付近には民家が点在している。

 事故を受け、三沢基地第35戦闘航空団副司令官のティモシー・マーフィー大佐は「兵士及び地域住民の皆様の安全確保は、我々の最優先事項です。本件の原因究明に向け綿密な調査を実施するにあたり、日頃より我々の任務を支援して下さっている地域の皆様に感謝いたします」などとした。

 この緊急着陸の影響で青森空港の滑走路は閉鎖され、少なくとも民間の7機が発着できなくなった。運航再開の見通しは立っていないという。

 米軍三沢基地のF16戦闘機をめぐっては2018年2月、同基地を離陸直後にエンジン部分から出火する事故があり、二つの燃料タンクを小川原湖(青森県東北町)に投棄し、基地に緊急着陸している。