「武漢以来」の試練 コロナ公表2年の中国、1300万人が外出禁止

有料会員記事新型コロナウイルス

北京=平井良和
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 中国湖北省武漢市で、後に新型コロナウイルスと確認される「原因不明の肺炎患者」の存在が公表されてから12月31日で2年を迎えた。中国本土の新規感染者数は、感染の連鎖を絶つ「ゼロコロナ」政策がとられている中では最多の水準が続いている。

 国家衛生健康委員会によると、中国本土の市中感染者は25~30日に6日連続で150人を超えた。武漢で確認された世界最初の感染拡大が収まった2020年3月以降では、初めてとなる。新規感染者の大半は陝西省西安市で見つかっており、同市の感染者は10日間で1千人を超えた。1都市での感染者数も、20年3月以降で最多となっている。

 西安では12月27日以降、全市民約1300万人の外出が禁止され、防護服姿のボランティアが袋に詰めた当面の食料を戸別に配るなどしている。

 ただ、物流に携わる人も一斉に外出禁止となったため、配達が遅れている地域があり、SNSには「食べる物がない」などの訴えも投稿されている。市商務局は「物流に関わる人に外出許可を出すなどして解決したい」とする。市街地全域で街頭や建物が全面消毒されているのも「武漢以来」。市民には窓を閉め、外壁にさわらないよう呼びかけられている。

 中国のSNSでは30日、ち…

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