南アへの移動制限「他国からのペナルティー」 WHO事務局長が批判

新型コロナウイルス

ジュネーブ=大室一也
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 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11月30日、新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」が最初に確認された南アフリカやボツワナなどの国々が「他の国からペナルティーを科されている」と述べ、各国による南アや周辺国に対する移動制限などの措置を暗に批判した。

 WHOによると、テドロス氏は、総会特別会合が開かれているWHO本部(スイス・ジュネーブ)で、事務局が加盟国にオミクロン株について説明する非公開会合の際に語った。WHOは以前から、各国がコロナ禍で移動を制限することに慎重な姿勢を示している。11月28日時点で56カ国が移動制限をとったとされる。

 テドロス氏は、国民を守るための各国の懸念は十分理解するが、「証拠に基づかない、それだけでは効果のない、露骨で包括的な対策を導入している加盟国もある」と批判。感染症対策の根拠である国際保健規則(IHR)に従い、理にかない、釣り合いのとれたリスク軽減策をとるよう呼びかけたという。(ジュネーブ=大室一也)

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