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オミクロン株、ドイツで海外渡航ない男性が感染 英では8人新規感染

新型コロナウイルスオミクロン株

ベルリン=野島淳、ロンドン=金成隆一 ロンドン=金成隆一 ブリュッセル=青田秀樹
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 ドイツで11月30日、新たに計6人が新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染していることが確認された。このうち東部ライプチヒでは、海外へ渡航しておらず、海外渡航者とも接触していない39歳の男性が感染。男性の容体や感染の詳しい経緯などはわかっていない。ライプチヒ市当局者の話として、DPA通信が伝えた。

 このほか、南部バーデンビュルテンベルク州では4人の感染を確認。うち3人は同月26~27日に南アフリカへの出張から帰国し、1人は帰国者の家族だった。4人とも2回のワクチン接種を終えていた。

 南部バイエルン州でも、南アから26日にミュンヘンに着いた1人が同株に感染したことを確認した。さらに15人に感染の疑いがある。いずれも南アからの渡航者で、重い病状ではないという。

 ドイツでは25日以降、計4人が同株に感染したことがわかっていた。

 ドイツの新型コロナの新規感染者数は多い日で6万~7万人台を記録し、過去最悪の状況だ。オミクロン株が流行すれば、さらに事態が悪化しかねない。

 メルケル首相と次期首相になる予定のショルツ財務相、各州の州首相は30日、テレビ会議を開き、対応を話し合った。ワクチン接種を2回終えた比率は人口の68・5%で、未接種者への接種促進や3回目の追加分も含め、クリスマスまでに計3千万回の接種を目指すことにした。

 この日の会議では、行動制限の強化や各種催しの開催制限などを全国的に導入するかといった点も話し合ったが、結論は次回の12月2日の会議に持ち越した。(ベルリン=野島淳、ロンドン=金成隆一)

英の累計感染者は22人に

 英政府は11月30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、イングランドで新たに8人の感染が判明し、感染者は国内で計22人になったと明らかにした。公衆衛生当局が8人について、アフリカ南部への渡航歴や行動範囲を調べている。

 感染者本人と、それぞれとの濃厚接触者の全員が自主隔離に入ったという。

 また、既に感染が明らかになっていたスコットランドの9人について、いずれも11月20日の「単一の私的なイベント」に参加し、23日前後に検査を受けていたことが判明した。スコットランド自治政府のスタージョン首席大臣(首相に相当)が、自治議会で明らかにした上で、「今後このイベントに関連した感染者が更に増えそうだ」との認識も示した。

 判明している限りでは、9人にはいずれもアフリカ南部への最近の渡航歴がなく、周囲にも見当たらないことから、感染経路の調査が続いているという。この状況について、スタージョン氏は「スコットランドで市中感染が既に起きていることを示しているが、いずれも単一のイベントに関連しているということは、市中感染は限定的と言えそうだ」との見解を示した。(ロンドン=金成隆一)

オランダ、アフリカ南部に渡航歴ない人が感染

 オランダで確認された新型コロナウイルス「オミクロン株」への感染の一例は、アフリカ南部への渡航歴がない人だったことがわかった。AFP通信が保健当局者の話として伝えた。検体は、南アフリカで公式にオミクロン株が確認される前に採取されていた。

 オランダでは、11月26日に南アフリカから到着した航空便の乗客から14人の感染が確認された。19日と23日に採取されていた2人の検体からもオミクロン株への感染が見つかった。このうち1人は最近アフリカ南部に滞在していたものの、もう1人は渡航歴がないという。

 南アフリカ当局が25日に新株の確認を発表した時点で、すでにオランダ国内にオミクロン株が存在したことになる。保健当局は「我々が特異な状況にあるわけではなく、他国も検体を改めて調べれば、同じ結果になるのではないか」と指摘しているという。(ブリュッセル=青田秀樹)

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