コロンビアの左翼ゲリラFARC、米がテロ組織指定を解除

ワシントン=高野遼
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 米国務省は11月30日、南米コロンビアの左翼ゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)のテロ組織指定を解除すると発表した。FARCは2016年に政府と和平合意を結んで合法政党に移行しており、「もはや、テロ活動に組織として従事する能力も意図もない」と判断した。

 FARCは1964年に結成、中南米最大の左翼ゲリラとして政府軍や右派民兵組織と内戦を繰り広げた。半世紀にわたる内戦では死者・行方不明者が25万人を超えた。

 ブリンケン国務長官は声明で「16年のコロンビア政府との和平合意を受け、FARCは正式に解散し、武装解除した」と認定。米国は、テロ指定の解除により、元戦闘員らとの協力も含めて和平合意実施をより強く支援できるようになるとしている。

 一方、国務省は、FARCの解散を拒否し、残党などの形でテロ活動に関わっているとして、新たに2組織を外国テロ組織に指定。その指導者らについても国際テロリストに指定した。(ワシントン=高野遼)