オミクロン株に「ワクチンが有効な兆候ある」 イスラエル保健相
イスラエルのホロビッツ保健相は11月30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対して、従来のワクチンが「有効であるという兆候がある」と述べた。エルサレム・ポスト紙が伝えた。
ホロビッツ氏は、今後数日間でより正確な情報が入るとした上で、「6カ月以内にワクチン接種を完了した人や3回目のブースター接種をした人もオミクロン株から守られる」との見立てを示し、接種の重要性を呼びかけた。
同紙が地元テレビの情報として伝えたところによると、ファイザー製ワクチンをブースター接種した人の場合、オミクロン株の感染を90%防ぐことができた。デルタ株よりわずかに劣る程度で、重症化については93%防げた。一方、接種をしていない人は重症化するリスクが2・4倍高いという。
ただし、イスラエル保健省はこのデータを保有していなかったといい、ホロビッツ氏が何のデータを基にしているかは不明だ。
イスラエルでは同日、医師2人がオミクロン株に感染していたことがわかり、これまでの感染者は計4人となった。医師2人はファイザー製ワクチンを3回接種済みだったという。同国では水際対策として、11月28日深夜以降、原則としてすべての外国人の入国を14日間、禁止している。(小早川遥平)
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