矢臼別の日米共同訓練、オスプレイ不参加求める 連合北海道など

岡田昇
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 陸上自衛隊矢臼別演習場別海町など)で5日から行われる日米共同訓練をめぐり、連合北海道や道農民連盟など7団体は1日、訓練の規模縮小と米軍輸送機オスプレイの参加中止を求める申入書を在札幌米国総領事館と道に出した。2日には道防衛局に同様の申し入れを行う。

 7団体の代表者は1日午前、札幌市中央区の在札幌米国総領事館を訪れた。連合北海道によると、面会では前日に青森県で起きた米軍機の燃料タンク投棄にも触れ、道民がオスプレイの飛来を不安に思っていることを伝えた。対応したアンドリュー・リー総領事は「本国に伝える」と応じたという。午後には道庁で浦本元人副知事に申入書を手渡した。

 7団体は北方領土が隣接する道内での大規模な日米共同訓練はロシアを刺激し、領土問題の解決を後退させると指摘。過去に墜落事故を繰り返したオスプレイの冬の道内での飛行は極めて危険性が高く、酪農業や環境にも悪影響を与えるとしている。(岡田昇)

 今回の訓練は、4~17日に東北・北海道で実施される日米共同の実動訓練の一環。陸自と米海兵隊が5~9日の5日間にわたり矢臼別演習場で行う。帯広駐屯地は5~7日、ヘリコプターの夜間の駐機場所として使われる。

 東北・北海道での訓練全体の参加者は陸自約1400人、米海兵隊約2700人の計約4100人。矢臼別ではパラシュート降下や、降下するヘリコプターからの射撃訓練などを行う。

 オスプレイを使用した日米共同訓練が道内で行われるのは2017年、20年に続き今回で3度目で、矢臼別では初。道防衛局によると、海兵隊用の「MV22」2機、空軍用の「CV22」2機の計4機のオスプレイが矢臼別での訓練に参加する予定。(岡田昇)