クラブで「露払い」、減量ランナーも 福岡国際支えるボランティア 

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前田伸也
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 5日の福岡国際マラソンでは、自主整理員と呼ばれる1600人ほどのボランティアが沿道に立ち、大会を支える。当日早朝にコース沿いの歩道を毎年走ってきたランニングクラブや、体重を20キロも減量し2年前に「国際ランナー」として福岡国際に初めて臨んだランナーも、ボランティアとして最後の大会を迎える。

 福岡市の市民ランニングクラブ「大濠ランナーズ」には、40年前の発足後から続く「露払いマラソン」と呼ぶ行事がある。福岡国際マラソンの当日、スタート前に同じコースの沿道を走る。20~70代の約90人が所属し、月に1度、平和台陸上競技場近くの大濠公園などを走るクラブにとって、この日は特別だ。

 会長の橋詰日出男さん(71)によると、早朝5時に集合。早ければ3時間半で完走し、5時間ほどかかることもある。途中で折り返すのもよし、コンビニエンスストアで休憩するもよし。それぞれがトップランナーが走るコースの風景や距離を体感し、大会への参加意識を高める。走った後、沿道の雑踏整理のボランティアをする。

 福岡市中心部で生まれ育った橋詰さんにとって、福岡国際マラソンは大相撲九州場所と並ぶ、2大スポーツイベントだ。橋詰さんらは敬意を表し、「横綱級のマラソン」と呼ぶ。そして、自らが露払いを務めるつもりで行事を名付けた。

 橋詰さんは1979年のホノルルマラソンでデビュー以来、数々の大会に参加したが、出場条件が厳しい福岡国際には出ることができなかった。代わりに大会の露払いマラソンへの思いは大事にしてきた。「地元の誇りである大会に『ランナー』として参加してきた気持ちがあった」

 毎年のようにレース最終盤の…

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