崎陽軒と「えきそば」タッグ、駅弁「関西シウマイ弁当」 だし生かす

伊藤周
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 【兵庫】「えきそば」などで有名な西のまねき食品(兵庫県姫路市)と、「シウマイ弁当」で知られる東の崎陽軒(横浜市)がタッグを組んだ駅弁「関西シウマイ弁当」が11月26日、JR姫路駅構内の売店で新発売された。新型コロナの影響で低迷した駅弁業界から明るい話題を、と企画。おかずそれぞれに関西らしさを出した限定の味わいだ。

 企画が持ち上がったのはコロナの第1波が始まる昨年3月ごろ。鉄道での人の移動が減り、駅弁の売り上げも下がっていた。駅弁業界から経済を活性化させようと、まねき食品の竹田典高社長が崎陽軒にコラボを持ちかけた。業界内でのコラボは1888(明治21)年創業のまねきにとって初めてという。

 以来、最近まで1年8カ月をかけて竹田社長や両社の担当者が打ち合わせや試食を重ねた。「だし文化」の関西らしく、弁当の主役シューマイは昆布だしとかつお節でうまみを出し、刻みレンコンを加えた。

 タケノコ煮は中華めんを和風だしでいただくまねきの名物「えきそば」のだしで煮た。鳥の唐揚げもヒガシマル醬油(しょうゆ、たつの市)の淡口しょうゆとあごだしで下味を付けるなど、おかずひとつひとつにこだわった。シューマイは崎陽軒が作るが、それ以外はまねき食品で製造する。

 パッケージにもこだわった。崎陽軒のシウマイ弁当のドラゴンに代わって虎を描き、姫路城や神戸のポートタワー、明石海峡大橋など名所のイラストをあしらっている。

 竹田社長は「東西のシウマイ弁当を食べ比べしたくなるような弁当になった。駅弁をお供に、たくさん旅行を楽しんでいただければ」と話している。

 JR姫路駅構内の中央売店(新幹線改札手前)のみで、1日あたり午前9時から70個、午後2時から30個を販売する。税込み960円。1人5個まで。問い合わせはまねき食品(079・224・0255)。(伊藤周)