Jリーグ神奈川の6チーム、躍動あり苦悩あり 明暗分かれる

上嶋紀雄
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 サッカーJリーグは、J1が4日、J2とJ3は5日に最終節があり、今季のリーグ戦を終える。神奈川県内の6チームは、躍動したチームがある一方で、苦しいシーズンとなったチームがあり、明暗が分かれている。

 J1では、川崎フロンターレが先月3日に4試合を残して2年連続4度目の優勝を決定。今季はわずか2敗と圧倒的な強さを見せつけている。横浜F・マリノスは前節の試合で2位を確定させた。J3では、過去の成績がすべて2桁順位だったYSCC横浜が残り1試合で8位と健闘し、初の1桁順位を決めている。

 一方、苦しんできたのがJ1の横浜FCと湘南ベルマーレ、J2のSC相模原だ。3チームともシーズン途中で監督が交代した。

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 J1は17位以下の4チームがJ2に降格する。最下位の横浜FCは先月20日のヴィッセル神戸戦で敗れて17位以下が確定し、J2降格が決定した。

 13季ぶりにJ1に復帰した昨季は15位。今季はJ1定着に向け、主に前線を補強した。だが、開幕から6連敗を喫するなど7敗1分けとなった4月、下平隆宏監督を解任し、早川知伸監督が就任。東京五輪による中断前は2勝15敗5分けだった。夏場に補強して一時、健闘したものの、浮上はならなかった。

 クラブは先月21日にホームページに「横浜FCを応援していただいている皆様へ」と題して、上尾和大社長のコメントを発表。残留できなかったことに責任を感じているとした上で「2019年に13年ぶりのJ1昇格を決め、この2年間で皆様とともにこれまでとは違う景色を見ることができ、横浜FCはJ1の舞台にいなければならない存在であると確信しています。必ず1年でJ1に戻るために今日からその準備が始まっています」とした。

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 湘南ベルマーレは16位と降格の危機に立たされている。降格がなかった昨季は最下位。今季は9月1日に浮嶋敏監督の退任を発表。この時点で5勝11敗11分けの15位だった。新しく山口智監督が就任したものの、成績は上向かなかった。

 先月27日にホームであった17位の徳島ヴォルティス戦。勝てば残留が決まったこの試合に0―1で敗れて徳島に勝ち点36で並ばれたが、得失点差で上回って降格圏手前の16位に。残留をかけ、4日に敵地でガンバ大阪と対戦する。DF岡本拓也選手は「これまでも逆境を乗り越えてきたチーム」とし、「もう一度ひとつにまとまってベルマーレらしく戦いたいと思う」とコメントしている。

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 J2は19位以下の4チームが降格する。今季昇格したSC相模原は、残り1試合で19位と厳しい残留争いに身を置いている。

 2勝9敗5分けと最下位に沈んでいた5月末に三浦文丈監督を解任。新しく元日本代表FWの高木琢也監督が就任した。粘り強く戦い続けて前々節には18位に順位をあげたが、先月28日のホームでの松本山雅戦で1―1と引き分け、再び降格圏の19位に後退。5日に敵地で東京ヴェルディと顔を合わせる。最終節に残留争いをする16位と18位のチームが直接対決するため、勝てば18位以上になり、自力で残留を決められる。

 ただし、19位でも残留できる可能性がある。J3ではJ2ライセンスがないテゲバジャーロ宮崎が最終節を残して首位に立つ。J2への昇格は2チームで、昇格できない宮崎が2位以内に入った場合は、J2からの降格は1チーム減って20位以下の3チームになる。(上嶋紀雄)