(エスパルス奮橙記)J1最終戦 試されるチーム力

森谷理・清水エスパルス広報部長
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 いよいよ今週4日、J1リーグの最終戦を迎える。新型コロナの影響により、今季は通常より2チーム多い20チームで戦い、下位4クラブがJ2リーグへ自動降格となる。現在15位のエスパルスは今節、ホームに11位のセレッソ大阪を迎え、引き分け以上でJ1残留が決まる。しかし、敗戦の場合は他会場の結果により降格もありうる状況だ。

 昨年まで、そのセレッソ大阪を率いて上位に引き上げたロティーナ監督を招聘(しょうへい)した今季。さらに11人の選手を加える大型補強にも踏み切り、大きな期待を抱かせて臨んだ。しかし、相次ぐ主力のけがの影響もあってロティーナ監督の戦術の浸透が思うように進まないまま、シーズンも終盤に。夏に日本人選手3人、外国籍選手2人の即戦力補強の手を打ったが、状況は好転しないままだった。11月4日、残り4試合を残すところでロティーナ監督との契約を解除し、昨季も同様に途中登板した平岡宏章コーチにバトンを託した。エスパルスOB選手でもあり、地元清水出身の平岡監督は、就任への決断理由を問われ、「清水愛」と語った。これまでの戦い方に加え、平岡監督のエッセンス、その愛情と情熱はエスパルスに変化をもたらし、就任後ここまで2勝1分けの負けなし。よりチーム全体で戦う意識が強まったように感じる。

 今こそチーム力が試される時。ホームで多くのサポーターと共に勝利し、クラブ創設30周年を迎える来季へ弾みをつけたい。(森谷理・清水エスパルス広報部長)