「賢いことを言わないときれいに見えない」 静岡・川勝知事が発言

中村純、黒田壮吉
[PR]

 静岡県川勝平太知事が6月の知事選中の集会で、女性蔑視ともとれる不適切な発言をしていたことが1日、関係者の取材でわかった。参院静岡補選での応援演説の失言をめぐり、辞職勧告決議が可決されたばかり。川勝知事は同日、報道陣の取材に発言を撤回する意向を示した。

 関係者によると、発言は知事選告示後の6月6日、陣営が富士市内で開いた集会であった。静岡文化芸術大の学長をしていた際、新東名高速道路の建設現場を女子学生らと訪問したエピソードを紹介し、学生について「顔のきれいな子は賢いことを言わないときれいに見えない。ところが全部きれいに見える」などと女性の容姿と学力を結びつける発言をしていた。

 現場監督と学生のやりとりを振り返りながら、新東名の開通が前倒しとなったことを念頭に、「監督はかわいい女の子が気に入ったのでしょう」「仕事がはかどり、1年半前倒しできた」などとも述べていた。

 川勝知事をめぐっては、10月の参院補選の野党系候補の応援演説で、自民公認候補の地盤だった御殿場市について、「あちらはコシヒカリしかない」と発言したことが問題化。11月24日の県議会臨時会で、辞職勧告決議が自民や公明両党などの賛成多数で可決された。法的拘束力はなく、辞職を否定していた。(中村純、黒田壮吉)