3日経っても消えない舞洲の倉庫火災 中に医薬品、物流に一部影響も

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松永和彦、古田寛也、山本逸生
【動画】丸3日たっても燃え続ける倉庫=野津賢治撮影
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 大阪市此花区の人工島・舞洲の倉庫で11月29日朝に発生した火災は、3日経った2日午前でも消えていない。保管されているのは薬品や医療機器などで燃えやすい物品が多く、建物の窓が少ないため消火活動が難航。物流にも一部で影響が出ているという。

 2日午前、倉庫を上空から見ると天井が抜け落ち、黒い煙が吹き出していた。一帯には煙が立ちこめる。周囲は倉庫や工場が立ち並ぶ。府警が一部の道路を通行止めにしており、トラックが渋滞の列を作る。

 倉庫近くの物流会社で働く派遣社員の男性(69)は「仕事場に煙やにおいが入ってくる。気分が悪いと言って帰った従業員がいた。とにかくくさい」と話す。

 倉庫の従業員から「段ボールが燃えている」と119番通報があったのは11月29日午前8時55分ごろ。日立物流西日本(大阪市此花区)が医薬品や食料品を保管している倉庫からは真っ黒な煙が上がり、壁の一部は焼け崩れた。

 大阪市消防局は消防車数十台とヘリを出動させ、消火にあたった。2日午前になっても火はくすぶり続けている。消防局は連日、市内全署から消防車を出動させている。出動は2日午前8時までに延べ365台、ヘリ2機になった。

 大阪府警此花署などによると、火が出たとみられるのは倉庫の1階南側。12月1日午前には天井の一部が焼け落ち、2日時点で3万~4万平方メートルが焼けたとみられる。出火原因はわかっていない。

 倉庫はGLP投資法人(東京都港区)が保有し、日立物流西日本が借りている。鉄筋コンクリートの6階建てで、延べ床面積は5万平方メートル超。主に3~6階に医薬品などが保管されている。

 親会社の日立物流の担当者によると、中の物品について出荷した各メーカーに問い合わせているが、「今のところ火災で有毒物質が出るものは確認されていない」と言う。同社は、火災で卸問屋などに届けられなくなった物品を、代わりに東日本の倉庫から運んでいるといい、担当者は「届けるのが1日ほど遅れている」と説明する。

開口部の少ない倉庫内「手探りの消火活動を続けてきた」

 出火から3日経っても鎮火し…

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