聖火リレーグッズに新たな行き場 子どもやボランティアらへ配布

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荻原千明
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 コロナ禍で公道での走行中止が相次いだ東京オリンピック(五輪)・パラリンピック聖火リレー東京都内の沿道で活動するボランティア向けに用意された帽子やTシャツなどのユニホーム類が、新たな行き場を求めている。無駄にしないよう、あの手この手で活用する自治体もある。

 「2021.7.9/8.23 STAFF」。世田谷区役所には11月下旬まで、そうプリントされた帽子が約800個保管されていた。日付は同区で五輪、パラの聖火リレーが実施された日だ。

 本来ならリレー当日、ボランティアに支給し、帽子をかぶって沿道の人たちの誘導に当たってもらうはずだった。だが、公道でのリレーは中止。600人以上からボランティアへの参加申し込みがあったが、郵送代などがネックで配布しなかった。最近、区内の複数の児童館に運んだといい、担当者は「今後、子どもたちが行事で使えるよう調整している」と話した。

 渋谷区は約120万円かけて準備した約1300人分の帽子とTシャツをほぼ配布し終えた。ほとんどが区民や区内の団体だったため、9月ごろから順次、区役所に取りに来てもらうなどしたという。担当者は「炎天下の活動でも参加する、との心意気へのお礼。配らない選択肢はなかった」と振り返る。

 「着用して清掃活動を」と呼…

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