最後の大会、裏方たちにも「大きな財産」 福岡国際マラソン

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伊藤隆太郎
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 今年で最終回を迎える福岡国際マラソン。42・195キロを駆け抜ける第一線の選手たちの背後には、長年にわたって運営に携わってきたさまざまな関係者がいる。それぞれの思いと立場で大会を支えるとともに、自身もまた大会によって支えられてきたという。

 ラストランの号砲を控え、梶原龍士さん(63)は2日午後、福岡市中央区平和台陸上競技場に最後のスタートラインを引いた。「これが仕事納めだな」。日本陸連の施設用器具委員会検定員。福岡国際マラソンで40年にわたり、42・195キロの距離計測を務めてきた。

 マラソンの距離は自転車で測る。レースの直前、特殊なメーターを付けた自転車3台を同時に走らせて測るのが世界基準だ。梶原さんは陸連公認の自転車計測員。公認コースでは5年に1度の計測が義務づけられ、昨年がその年だった。

 交通量の多い都市部では、事前に交通を規制して計測するのは難しい。大会当日、先頭集団が路上に出る3分前にスタートし、選手らに追われるように走りながら計測をする。「うかうかしていたら、追いつかれる」と梶原さん。

■独特のノウハウ継承…

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