日本最初の宮廷庭園「飛鳥京跡苑池」 全容ほぼ判明、調査一区切り

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清水謙司
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 奈良県明日香村の飛鳥京跡苑池(えんち)(国史跡・名勝)で石積みの水路跡が見つかり、これまで発見された池と合わせて国内初とされる本格的な宮廷庭園主要部の全容がほぼ明らかになった。1999年に確認された苑池の発掘調査は今年度で一区切りとなる。県立橿原考古学研究所(橿考研)が2日、発表した。

 苑池は7世紀中ごろ、斉明天皇の時代に造営が始まり、のちの天武天皇の時代(7世紀後半以降)に大幅に改修されたと考えられている。当時の天皇の皇居・飛鳥宮跡の北西に隣接。南北約280メートル、東西約100メートルの範囲に、庭園の中心となる北池(南北約52メートル、東西約36メートル)と南池(南北約53メートル、東西約63メートル)、水路や建物などがあったとみられる。

 北池は水に関連した祭礼に用いる「流水施設」があったと推定される。五角形の南池は池内に中島があり、高床式の「水上舞台」もあったとされる。

 相原嘉之・奈良大准教授(日…

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