群馬銀と第四北越銀が連携協定 店舗の共同利用など

細見るい
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 群馬銀行前橋市)と第四北越銀行新潟市)は2日、連携協定を結んだと発表した。隣県で接する地域を中心に、観光振興や地域活性化に一緒に取り組むほか、店舗の共同利用などで経営の効率化も進める。経営統合は考えていないという。

 群銀、第四北越銀は、貸出金規模でそれぞれの県で最大の地銀。両行とも千葉銀行中国銀行など地銀10行が参加する「TSUBASA(つばさ)アライアンス」にも入っている。

 提携内容は今後、さらに協議して決める。事業承継やM&A(企業合併・買収)の分野で、それぞれの顧客を紹介しあうことも検討している。東京都内で記者会見した第四北越銀の殖栗(うえぐり)道郎頭取は、取引先の海外展開を支援するうえで、「私どもにはない群馬銀の海外ネットワークを活用させてもらえる」と期待を示した。一方、経営統合の可能性について群銀の深井彰彦頭取は「それぞれの銀行が独立した経営を維持していく」と否定した。

 少子高齢化による人口減少や長引く超低金利に加え、新型コロナウイルスの影響もあって、地銀の経営環境はとりわけ厳しくなっている。経営基盤強化のために業務提携にとどまらず、経営統合に踏み切る地銀も相次いでいる。(細見るい)