中学の時、本棚の奥に隠したBL小説 今はファンが見つけるカフェに

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福岡龍一郎
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 男性同士の恋愛を描くボーイズラブ(BL)漫画専門のブックカフェが宮城県亘理町にある。震災の1年後に父親を亡くした佐藤佳子さん(39)が、母親を介護しながらできる「自分の好きな仕事」を考えて始めた。県内外からファンが訪れている。

 人口約3万人の町の高台の住宅街にブックカフェ「クロの立ち猫や」がある。周辺の道が細く分かりづらい場所だが、あえて案内看板は出していない。「BL好きを隠している人もいるから、店の看板も控えめ。でもファンの方はフットワークが軽い。ちゃんと見つけて来てくれています」と佐藤さん。

 BLの魅力は「男の子がお互いのことだけを考える純愛が丁寧に描かれているところ。仕事で疲れていても、そのピュアさに心が癒やされます」という。

 昨年10月のオープン以来、SNSなどで知った客が、県北部の石巻市福島県からも訪れる。女性客がほとんどで主婦や会社員、学生の20~60代と幅広い。漫画約3800冊を楽しみ、客同士で「推し」の話題で盛り上がる。

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