「鉄紺」まとい、共に戦った2人の背中を追う 福岡国際に挑む高久龍

有料会員記事

辻隆徳
[PR]

 第75回福岡国際マラソン選手権大会(朝日新聞社など主催)が12月5日午後0時10分、スタートする。最後の大会に臨む注目の選手たちを紹介する。

 高久龍(28)=ヤクルト=にとって、説明のつかない不思議なレースだった。

 昨年3月の東京マラソン。当時の日本歴代4位となる2時間6分45秒をマークし、このとき日本記録を更新して東京五輪代表の座をつかんだ大迫傑(30)に次ぐ日本勢2番目に入った。

 「何も考えずに走っていたら、いつのまにか35キロを超えていた。『負けて当たり前』と思って気軽にスタートラインに立てたことで、変な力みがなくなったのかなと思う」

 このとき、万全の状態ではなかった。疲労の蓄積によってレースの10日ほど前からほとんど練習ができなかった。「最初は欠場も視野に入れていた。トレーナーと話をして『完走すればいいじゃん』くらいの気持ちだった」と振り返る。

 あのとき好記録が出た要因は…

この記事は有料会員記事です。残り671文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!