静岡・川勝知事「本当に恥ずかしい」 女性蔑視ともとれる発言を撤回

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玉木祥子 中村純
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 川勝平太知事が6月の知事選の集会で、女性の容姿と学力を結びつけるような発言をした問題で、川勝知事は2日の定例会見で、「差別につながりかねない発言で本当に恥ずかしい」と謝罪し、発言を撤回した。参議院静岡選挙区補欠選挙の応援演説での不適切発言をめぐり、県議会で辞職勧告決議が可決されたばかりだが、改めて続投の意思を示した。

 川勝知事は発言について「報道で知らされた」と話し、「どういう心情だったか分からない」と述べ、発言の意図は明言を避けた。

 問題視されているのは、知事選告示後の6月6日、富士市内で開いた集会での発言。静岡文化芸術大の学長時代に、新東名高速道路の建設現場を女子学生らと訪問した際のエピソードを紹介し、学生について「顔のきれいな子は賢いことを言わないときれいに見えない。ところが全部きれいに見える」などと発言。同高速の開通が予定より早まったことを念頭に、「現場監督はかわいい女の子が気に入ったのでしょう」「仕事がはかどり、1年半前倒しできた」などと述べた。

 報道陣から「女性の学力と容姿が結びついているとする女性蔑視や、工事現場で働く人への侮辱と受け取ることができる」と指摘されると、知事は「差別はしないのが基本的な私の姿勢」と差別意識は持っていないことを主張した。

 川勝知事は自身の女性観について「時代錯誤だ」とし、「反省材料としてすごくよかったが、面目ない」と述べた。「こうしたことをした自分がいるのは間違いない。こういう人間であるというのは自覚している。政務のときも常に公人であるとの自覚を、今強く持っている」と話した。

 10月の参院補選での失言に続く不適切な発言の発覚。川勝知事は新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染への不安が広がっていることを挙げ、「この時期に選挙をするのは公益にもとるという考えを持っている」として、辞職しない意向を重ねて示した。(玉木祥子)

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