急拡大する中国のEV販売、前年同期の2・8倍 年300万台突破へ

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広州=奥寺淳
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 中国で、電気自動車(EV)など新エネルギー車の新車販売が記録的に伸びている。中国自動車工業協会によると、1~10月は、約90万台だった前年同期の2・8倍にあたる過去最高の254万台に達した。通年で300万台を突破するのは確実とみられる。中国は世界最大の自動車市場だが、売れた新車の約8台に1台は新エネ車だった。

 新エネ車の販売は、今夏から販売記録を更新し続けている。10月は単月で38万3千台となり、新エネ車だけで、新型コロナ禍の影響により減産が続く日本の新車販売台数(軽自動車を含む)全体の約28万台を上回った。

 売れ行きが伸びたのは、中国のEVメーカーが競い合って新車を投入していることが背景にある。

 1~10月に最も売れた新エネ車は、2・88万~4・86万元(約50万~85万円)の「宏光ミニEV」の約30万台。上汽GM五菱が昨年に発売し、日本の軽自動車並みの大きさで、装備を簡素化して通勤や買い物などの「街乗り」に特化した。

 今年は丸みを帯びたデザインのボディーや黄色やピンクなどのカラーを採用したモデルを投入。若い女性らに受け入れられた。

 2、3位は、EV世界最大手・米テスラのスポーツセダン「モデル3」(約11万2千台)と、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」(約10万6千台)が続いた。トップ15のうち、このテスラ2車種以外は中国メーカーだった。

 中国政府は、2035年に新…

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