給食甲子園2年連続決勝へ 大村市の給食センター

森川愛彦
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 学校給食の日本一を競う「第16回全国学校給食甲子園」で、長崎県大村市中学校給食センターが2年連続で決勝進出を決めた。1日には、市内の6中学でその献立が生徒たちに提供された。地場産品をふんだんに使い、味や彩りも工夫された献立に生徒たちは舌鼓を打った。決勝のビデオ審査は4日にある。

 提供された献立は「青菜シラス黒米きびごはん」「玖島バジルトマトソースのミートローフ 彩り野菜添え」「ポテトとパンプキンのゴロゴロポタージュ」の3品と「牛乳」。

 ごはんは大村産の黒米と県産のもちきびを使い、ピンク色に炊きあげている。通常の白米より食物繊維や鉄分が豊富だという。主菜のミートローフは県産の牛・豚肉に大豆やひじきを加え、つなぎには地元のタマゴを使用。付け合わせのキュウリやホウレンソウも地元産だ。仕上げのトマトソースにも、市立玖島中の生徒が授業で栽培したバジルを使っており、彩りの美しさが食欲をそそるよう工夫されている。

 献立を考案した佐田マキ栄養教諭は「決勝進出は、毎日3150食も作って下さる調理員のおかげ。地元の食材は数をそろえるのが大変ですが、普段から農家に出向き、できるだけ取り入れるようにしています」と話す。

 また、センターの出口孝所長は「子どもたちに郷土への愛情を深めてもらうよう、普段から地場産品を食材に使うよう心がけています。給食甲子園を機に、今後も食育に力を入れていきたい」と話している。

 学校給食甲子園には今回、全国から1355件の応募があった。栄養価や地場産品の活用度、献立の独自性、食育への取り組み、などを4次にわたり審査され、決勝へ進出したのは12件。大村市中学校給食センターはその中に入った。

 決勝は本来、東京の会場で調理して審査されるが、今年はコロナ禍のため、それぞれの学校栄養士による食育授業のビデオを審査して最優秀賞を決める。結果発表の模様は4日当日の午後1時からYouTubeでライブ配信される。(森川愛彦)