3酒蔵で新銘柄「吉野正宗」、ふるさと納税返礼品に

福田純也
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 奈良県吉野町で100年を超す歴史のある三つの酒造会社が、地元産の酒米でそれぞれ造った純米吟醸酒に新しい統一銘柄「吉野正宗」をつけた。各社の酒(720ミリリットル)を1本ずつ入れた1セットで飲み比べが楽しめる。今季は100セットが同町のふるさと納税の返礼品に提供される。

 3社は、「猩々(しょうじょう)」の北村酒造、「八咫烏(やたがらす)」の北岡本店、「花巴(はなともえ)」の美吉野醸造。

 町によると、人口減による遊休農地の増加に歯止めをかけようと、町や農家らが「遊休農地活性化プロジェクト」を立ち上げ、2015年に酒米「吟のさと」を3500平方メートルで作付けした。毎年面積を広げて今年は9800平方メートルで3・6トン収穫した。精米歩合60%で、各社がそれぞれ醸造している。

 この酒をこれまで各社が自社銘柄でセット販売してきたが、知名度は高まらなかったという。そこで統一ブランドにしてラベルも一新。蔵ごとに豊かな水の青、深い山々の緑、桜のピンクとイメージ色は変えつつもデザインにも統一感を持たせている。すでに約300セット分がクラウドファンディングで先行販売された。

 ふるさと納税では2万円寄付すると1セットが返礼品として選べる。問い合わせは同町農林振興課(0746・32・3081)。(福田純也)