メルケル首相、退任式に流したパンクロック その歌は「青春だった」

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ベルリン=野島淳
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 ドイツで4期16年にわたって首相を務めたメルケル首相(67)の最後の公式行事となる退任式が2日夜、ベルリンの国防省で開かれた。首相や大統領ら退任者が自ら選んだ曲を連邦軍の音楽隊が演奏して見送るのが慣例だ。メルケル氏は「ドイツのパンクロックの母」の曲など3曲を選び、アレンジされた演奏を満足そうに聴いた。

 選んだ3曲のうちの一つが「パンクの母」ニナ・ハーゲンの「カラーフィルムを忘れたのね(Du hast den Farbfilm vergessen)」(1974年)。一緒に旅行した彼氏がカラーフィルムを忘れ、記念写真が全て白黒になってしまったことに怒る女性の歌だ。

社会が「灰色」だったことを暗示しているとされる

 旧東ドイツでは、カラーフィ…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2021年12月4日6時12分 投稿

    【解説】メルケル氏が退任式でパンクロックとともに賛美歌を選んだことが注目されます。メルケルの父ホルスト・カスナー(1926~2011年)は、プロテスタント教会の牧師で神学者です。メルケル氏は西ドイツのハンブルクで生まれましたが、生後数週間で東ドイツ

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    石合力
    (朝日新聞編集委員=国際関係、外交)
    2021年12月3日11時17分 投稿

    【視点】クラシック音楽好きとして知られるメルケル首相が、退任式で選んだのは、自らの青春時代とつながりの深いパンクロックだった。メルケルさんに限らず、自分の人生を振り返るとき、思い起こすのは、やはりそのとき流行した音楽、ということなのだろう。特に旧東