日本便の予約停止の混乱で首相 「国民に冷静に対応するようお願い」

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 政府が日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで止めるように航空会社に求め、3日で撤回した問題で、岸田文雄首相は3日午前「改めてしっかりと国民の皆さんに説明して、冷静に対応していただくようお願いしていかなければならない」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 首相は「昨日、国交省において、予約状況などを踏まえて邦人の帰国需要に十分に配慮するよう通知した」と説明。「日にちによって予約状況は違う。キャンセルなども生じることは想定される。曜日ごと、日にちごとに予約の空き状況を考慮して、きめ細かく対応していく」と述べた。

 政府は11月29日に新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大に伴う水際対策として、1日あたりの入国者数の目安を5千人から3500人に引き下げた。これを受け、国土交通省は同日、日本に到着する国際線の新規予約を止めるよう航空会社に要請した。しかし、政府から正式な発表はなく、出張者らを抱える企業などで混乱が生じたほか、政府内でも情報共有ができていなかった。このため政府は今月2日、予約停止措置を撤回した。