「半導体製造の巨人」TSMCの日本誘致 巨額支援は必要なのか

有料会員記事

[PR]

記者解説 編集委員・堀篭俊材

 生活に欠かせない「産業のコメ」として、半導体の大切さを今ほど実感したことはないだろう。

 「巣ごもり需要」でデジタル製品が飛ぶように売れ、経済活動の再開で世界的な半導体の争奪戦には拍車がかかる。一方、米中貿易摩擦のあおりで中国系企業からの調達は増やせない。

 深刻な半導体不足が続くなか、「半導体製造の巨人」である台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に建設する新工場が注目されている。約8千億円の投資額に対し、日本政府は破格とも言うべき約4千億円の補助金を出す見通しだ。

 家電や自動車など身の回りに半導体を使う製品はあふれる。供給を安定させることは必要だが、個別企業に対してなぜ巨額の支援に踏み切るのか。

■受託生産で台頭…

この記事は有料会員記事です。残り1928文字有料会員になると続きをお読みいただけます。