内閣官房参与に石原伸晃氏を起用 岸田首相と盟友関係 衆院選で落選

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 岸田文雄首相は3日、観光立国担当の内閣官房参与に石原伸晃元経済再生相(64)、核軍縮・不拡散問題担当の首相補佐官自民党寺田稔元総務副大臣(63)を起用する人事を決め、発表した。

 石原氏は首相と盟友関係にあり、野党時代の自民党で石原氏が幹事長を務めた際は、首相が国会対策委員長として支えた。9月の総裁選では早くから首相の支援に回った。10月の衆院選では、東京8区で11回連続当選を目指したが、落選。国土交通相や環境相を歴任しており、新型コロナウイルスの影響を受ける社会・経済活動の活性化に向けた、観光立国やエコツーリズム推進などを担当する。

 寺田氏は広島5区選出で岸田派に所属。女学生で疎開していた母親が原爆投下直後に広島に戻って被爆した被爆2世で、政府が不参加の立場の核兵器禁止条約にオブザーバー参加すべきだと主張したこともある。被爆地出身で核廃絶を主張する首相としては、核廃絶に向けた機運を高める狙いを込めた人事だ。国家安全保障政策も担当する。