M-1熱かった準決勝 ゆにばーすらファイナリストに 衝撃の敗退も
土井恵里奈 西田理人
M-1を制す者は笑いを制す。今年の漫才日本一を決める大会の準決勝が12月2日、東京で開かれた。6千組を超える出場者の中から、決勝進出を決めたのは9組。そのうち5組が初のファイナリストという顔ぶれで、実力コンビの多くが敗退する波乱の展開になった。敗者復活戦と決勝は12月19日、テレビ朝日系で生放送される。
「お待たせしました」 喜び爆発
決勝に進んだのは、インディアンス▽真空ジェシカ▽モグライダー▽ゆにばーす▽ロングコートダディ▽オズワルド▽錦鯉▽もも▽ランジャタイ。選ばれた9組は、準決勝後に開かれた記者会見に登壇。興奮収まらぬ様子でボケをかましあい、喜びを爆発させた。
結成13年目で初の決勝進出を決めた「モグライダー」の第一声は「お待たせしました」。コンビ名の「モグラ」にかけて、ともしげは「地下に潜っていた期間が長かったけど、いよいよ地上に出ます」。
男女でコンビを組む「ゆにばーす」は、3年ぶり3度目のファイナルへ。かねてより「M―1で優勝したら引退する」と公言してきた川瀬名人は「また辞める機会をいただけました」。2001年に始まって以来、M―1のチャンピオンは男性が独占してきた。はらは「(トロフィーに、女性として)誰よりも先に触りたい」と独特の言い回しで意気込んだ。
50歳になった「錦鯉」の長…