日髙世菜さん、ワガノワで学んだ基礎生かし Kバレエのプリンシパル

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杢田光
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 「完璧なバレリーナの象徴。成熟した彼女の踊りには常に別格の芸術性を感じています」。Kバレエカンパニー芸術監督熊川哲也にそう言わしめる、プリンシパル日髙世菜(せな)が12月10日、大阪のステージに降り立つ。

 ロシア仕込みの強靱(きょうじん)なテクニックと優美さは、「女王様」という言葉がぴったり。ただ、ひとたびステージを下りれば、穏やかな空気をまとう。「くるみ割り人形」で踊るマリー姫は、「周りを包み込むあたたかさと、お姫様らしいエレガントさ」を兼ね備えた役。ふさわしいはずだ。

 兵庫県西宮市生まれ。幼い頃からロシアのバレエに憧れ、ニジンスキーやザハロワ、ビシニョーワも学んだ「ワガノワ・バレエ・アカデミー」へ17歳で留学した。レッスン初日から厳しく怒られ、気候も肌に合わなかった。やめたいほどつらい日々だったが、基礎練習に意地で食らいつき、3年間修業した。

 2011年にルーマニア国立バレエ団に入団し、米のタルサバレエへ移籍した。プリンシパルとして主演しながら、「いつか日本へ戻りたい」と夢を持ち続けていた。コロナ禍は、人生の転機にもなった。昨夏に憧れだったKバレエのオーディションを受けて、今年1月に入団した。しかもプリンシパルで。「ドッキリかなと驚きました」

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