耐震不足の御坊市庁舎でガラス26枚破損、和歌山・震度5弱

[PR]

 和歌山県によると、震度5弱を観測した御坊市では市庁舎の窓ガラス26枚が割れる被害があった。市によると、庁舎は最新の耐震基準を満たしていないため、敷地内で新庁舎の建設が始まったところで、地震後、職員らは安全が確認されるまで一時駐車場に避難した。

 庁舎1階にいた職員は、強い横揺れを感じ、「これまで感じた揺れの中で一番強かった」と話した。机の下に身を隠す職員もいたという。

 同市の医療法人「黎明会北出病院」では病院内のエレベーターが止まった。閉じ込められた患者はいなかった。御坊幼稚園は、園児76人にライフジャケットを着用させて園庭に避難させた。菅原吉人園長(58)は「津波が来なくて本当によかったです」。市や市消防本部によると、午前10時時点では、けが人などの報告はないという。

 同県日高川町和佐の町立施設「かわべテニス公園」でも、2階建て宿泊棟の2階の窓ガラス(縦5メートル、横10メートル)が一部割れ、破片が建物内に散乱した。宿泊者はなく、けが人はなかった。支配人の男性は「縦と横の強い揺れが数秒続いた。別の被害がないか、確認している」と話した。

 JR西日本和歌山支社によると、JRきのくに線(湯浅―串本駅間)で安全確認のため一時運転を見合わせたが、午前10時10分に再開。JR四国でも、高徳線の一部区間(引田―板野駅)で安全確認のため運転を見合わせ、午後0時半過ぎに再開した。和歌山県白浜町南紀白浜空港、大阪府泉佐野市関西空港では被害は確認されず、運航に影響はないという。