熊本の養鶏場で鳥インフル 国内で今季5例目 6万7千羽の処分開始

長妻昭明
【動画】熊本の養鶏場で鳥インフル確認 今季5例目=熊本県提供
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 熊本県は3日、同県南関町の養鶏場鳥インフルエンザ(H5亜型)の感染を確認したと発表した。高病原性の疑いがあるという。県はこの養鶏場で飼われている約6万7千羽の殺処分と、周辺地域で鶏などの移動や搬出の制限を始めた。国内で今季5例目、九州では鹿児島県出水市の2例に続く鳥インフル確認となる。

 熊本県は2日、南関町細永の養鶏場からの連絡を受けて遺伝子検査をし、農研機構による検査データの検討を経て、国が3日、感染を確認した。農研機構で改めて遺伝子検査をし、致死率が高い高病原性か調べる。

 県は結果が判明した直後の3日午前4時から県職員約660人態勢で殺処分を始めた。72時間以内に埋却や養鶏場の消毒までを終える予定。熊本、福岡両県が設けた鶏や卵の移動制限区域(半径3キロ以内)には4農場(計約6万3千羽)、搬出制限区域(半径3~10キロ以内)に18農場(計約81万4千羽)がある。

 移動制限区域の4農場には同日、熊本県職員が立ち入り検査をし、感染が拡大していないか調べる。搬出制限区域の道路には、畜産関係車両を対象にした消毒ポイントを6カ所設置した。県内での鳥インフル感染は、2016年12月に南関町の養鶏場で確認されて以来5年ぶり。(長妻昭明)