マリノス喜田拓也が語る「強いチーム」 届かなかった王者川崎との差

有料会員記事

聞き手・岩佐友
[PR]

 J1を連覇した川崎フロンターレに今季最も迫ったのが、2位の横浜F・マリノスだ。MF喜田拓也(27)に、優勝を争うチームの条件や川崎との差、キャプテンとして引っ張った1年間の思いを聞いた。

 ――開幕前に「今季は周りを認めさせる結果が必要」と語っていました。2位をどうとらえますか。

 「優勝を目指してスタートしたので、満足しきれる結果ではないです。ただ簡単ではないシーズンを過ごすなかで反発力や、チームとして変わっていくぞ、という力強さを出せたのがACL(アジア・チャンピオンズリーグ)圏内に常時入れた要因だと思いますし、常に優勝を争えるような立ち位置というのは、クラブが求めているところでもあります。そういった意味ではファン、サポーターの方たちにも面白みのある位置を提供できたのは、クラブの価値につながっていくと思います。しかし、2位で『よかった』なのか、『上がある以上は絶対とりにいくぞ』という姿勢があるのかというのは、大きな違いがあります。上を狙うポテンシャルをF・マリノスは秘めていると思うので、誰一人、満足はしていません」

 ――シーズン途中で3年半率いたポステコグルー監督がチームを離れました。

 「大きな出来事でしたが、F・マリノスでボス(ポステコグルー監督)がやってきたこと、クラブ自体がやってきたことを評価されてのことだと思うので、ネガティブな感じも一切なく、むしろ自信にしていいと思いました。周りは『大丈夫か?』と見ていたと思うので、それをはね返したいというモチベーションがありました」

 「ボスには先頭に立って、どうチームを導いていくのかというところを近くで見せてもらいました。僕自身もキャプテンを任せてもらい、引き出しを増やしてもらいました。とても熱い方で、一つ一つの言葉が、どうやったらみんなに響くのか、チームに浸透させていけるのか、プロセスを学ばせてもらいました」

退場した仲間への言葉

今季初めて単独の主将を務めた喜田。横浜ダービーで退場した味方選手にすぐに駆け寄ったのは、自身が5年前に先輩に救われた経験があったためでした。

 ――夏には川崎に勝ち点差1まで迫りましたが、その後、離されました。ターニングポイントはどこでしょうか。

 「自分としては開幕から気持ちは変わらず、どの試合も落とせないし、どの試合も取れるのは(勝ち点)3ポイント。後になってジタバタするのではなく、開幕戦からトップギアでいきたいと思っていました。その意味では、積み上げた勝ち点は優勝した(2019)年を超えたとはいえ、上がある以上は優勝できないということです」

 ――では、感じた川崎との差は何ですか。

 「『勝負は紙一重』とわかっ…

この記事は有料会員記事です。残り1881文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら