タイの洞窟救出でも輝いた 電力ゼロの発光タイル、きっかけは有田焼

有料会員記事KANSAI

文・野口陽、写真・柴田悠貴
[PR]

 日が落ち暗闇が広がると、その看板や標識は鮮やかな光を放ち始める。使われている素材は、蓄光顔料とガラスを混ぜて焼き上げた特殊なタイル「ルナウェア」だ。昼間に日光や照明の光を蓄えることで、夜間に12時間以上発光できる。ベンチャー企業のコドモエナジー(大阪市)が開発した。

 電気を使わないので環境に優しく、停電時でも光るのが利点だ。水にぬれても火にあたっても蓄光機能は失われないため、水害や火災に強い。摩耗にも耐えるので、多くの人が歩く床面に使用できる。

 その機能が評価され、東京の地下鉄駅構内や和歌山のビルでは避難誘導標識として、福島では駅や学校の看板に使われている。素材を小石状に砕いて地面にまくとイルミネーション効果もあり、京都の世界遺産醍醐寺など各地の観光地で活用されている。

 2018年にはタイの洞窟に閉じ込められた少年ら13人の救出劇に一役買った。

 洞窟の奥にいた少年らと出入…

この記事は有料会員記事です。残り916文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!
#KANSAI

#KANSAI

近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ]