多様な働き方→多様な発想→稼ぐ力向上 資生堂社長が語る賃上げ論

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 資生堂はコロナ下の今年、社員に働き方の裁量をゆだね、出社かリモートワークかを選べる制度を取り入れた。その狙いを魚谷雅彦社長に聞いた。

 どこで仕事をすれば最適で効率が良いか、出社かリモートかを社員一人ひとりが戦略的に選べる「ハイブリッド・ワーク・スタイル」を導入しました。ある程度の方針は部門長が示しますが、一律でなく、個々の社員の裁量で判断してもらっています。

 緊急事態宣言などの解除に伴う措置ではありますが、それ以上に、多様な働き方で多様な発想が出るようにするためです。会社が社員にああしろ、こうしろと言わず、決まりなどで堅苦しい箱に入れて動きをコントロールしない方がいい。性善説に立ち、信頼ベースで進めています。

 新しい商品やサービス、事業、イノベーションを生み出すには、それを出せる人材や組織、風土を作り、多様性を実現しなければなりません。硬直化した組織や企業文化を変え、今までにない知見を持った人材を外部からも採り入れてこそ、エネルギーを出すことができます。

 そのためにも、働き方にも柔軟性を持たせた方がいい。女性や、小さい子どものいる人たちも働きやすくなります。

■30年上がらない日本の平均賃金「上げていくべき」

 日本の平均賃金が30年間上…

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