「食の構造変化に危機感」 ロイヤルHD社長が力を入れるあの食材 

有料会員記事景気アンケート2021年秋

聞き手・山下裕志
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 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の10月の売り上げは、コロナ禍以前の2019年の水準に回復しつつあるが、ロイヤルホールディングス(HD)の黒須康宏社長は危機感を隠さない。社長の指摘する「食の構造変化」とは。

 外食事業の回復が今後も持続的に続くのか、あるいはこれまで外で飲食できなかったことへの「リバウンド」による消費が出ているだけなのか。この見極めが難しいと思っています。あまり楽観しないほうがいい。

 外食の市場が、そのままコロナ前に戻るということは想定できません。「食」の構造が変わってしまったからです。外食の市場は小さくなり、中食と内食、つまり在宅での消費が増えている。コロナが続いた2年近くの期間で、お客様も中食や内食の楽しさを感じていると思います。外食を手がける私たちとしては大いなる危機感を持っています。

 こうした変化を踏まえて、私たちも中食・内食に取り組んでいます。持ち帰りや配達に強いフライドチキンの店「ラッキーロッキーチキン」は、4店舗目を7日にオープンさせました。牛や豚に比べて価格が抑えられる鶏肉を用い、バターミルクに漬けこむことでユニークさや、ちょっとしたぜいたく感を出しています。冷凍食品の「ロイヤルデリ」も一生懸命やっていきます。ファミレスなどの仕込みを手がけるセントラルキッチンからネット通販で届ける仕組みです。

 本業の外食については、お客…

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