野党ヒアリング、やめたらアカン 辻元氏が語る野党共闘と「逆宣伝」

細見卓司、室矢英樹
【動画】「身も心もボロボロだった私」落選の前立憲副代表・辻元清美氏
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 10月の衆院選で落選した立憲民主党辻元清美・前副代表(61)が2日、朝日新聞のインタビューに応じた。同党の泉健太新代表が見直しを表明し、官僚を追及する場となってきた「野党合同ヒアリング」について「国会の開会要求をしても(政権が)開かない。『やめる』なんて言ったらあかん。あったほうがいい」と述べた。自身が来夏の参院選など選挙に出るかは「もう少し時間がないと、次の道が自分で見えてこない気がする」と述べるにとどめた。

 辻元氏はこれまでの野党ヒアリングについて「国会を開かず、(開いても)虚偽答弁をする。疑惑のオンパレード政権で、きちっと解明していく上で意味があった」と強調し、「国民の国会への『窓』だったと思う」と表した。ただ、「官僚を責めても仕方がない。事実関係の確認を淡々とやるなど、やり方はいろいろ工夫したほうがいい」とも述べた。

 辻元氏は泉氏らの新執行部に対し「批判されても腰を据えてほしい」と要望。その上で、泉氏が掲げる「政策立案型政党」への転換に関しても、「対決型も提案型も両方の路線が党に必要だ」と指摘。「立法府の役割は行政のチェックも大事だ。虚偽答弁を許していたら政治は成り立たない」と重ねて強調した。

 来夏の参院選に向けた野党共闘については「32の1人区の候補者をどう一本化できるのかがポイントになる」と述べ、候補者調整を進めるべきだとの考えを示した。ただ、衆院選を振り返り、「共産党が政権に入るのかというようなことだけがクローズアップされた。(与党の)逆宣伝に利用されないような工夫が必要だ」とも述べた。

 一方、今回の立憲代表選では西村智奈美氏に投票したことを明らかにした。「女性が立候補しないと立憲民主党はつぶれてしまうと、私は思っていた。(告示後は)苦戦だと聞いて、もし女性が惨敗してしまったらつらいと思った」と理由を語った。(細見卓司、室矢英樹)