塾に行くにも「防疫パス」 韓国、オミクロン株対策で規制を再強化

新型コロナウイルスオミクロン株

鈴木拓也
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 韓国保健福祉省は3日、新型コロナウイルスの感染者急増と、変異株「オミクロン株」の流入を受けて、行動制限を再び強化すると発表した。ソウル首都圏では6日から、私的な集まりが6人までに制限される。飲食店やカフェなどの店舗や屋内施設に入る場合には原則、ワクチン接種を証明する「防疫パス」の提示が求められる。

 同省によると、防疫パスの提示義務は飲食店のほか、映画館や塾、図書館、室内スポーツ施設など不特定多数の人が集まる幅広い施設に適用される。防疫パスの有効期限は6カ月。期限が過ぎればワクチンの追加接種を受けなければならない。未成年者の感染も増えていることから、猶予期間を置いて、最終的には12歳以上を対象にする。

 違反した場合、利用者は10万ウォン(約9600円)の罰金を科される。店舗や施設の運営者は最大300万ウォンの罰金のほか、一定期間の営業中止や閉鎖命令が下される。

 文在寅(ムンジェイン)政権は11月1日に、新型コロナウイルス対策の行動制限を大幅に緩める「ウィズコロナ」を始めた。飲食店の営業時間や利用人数の制限が緩和され、一定規模のイベントや集会も参加者のワクチン接種を条件に認めた。

 だが、感染者が急増し、11月中旬以降は1日当たりの感染者数が3千~4千人で推移するようになり、5千人を超える日も出た。同月末にはソウルで重症者の病床使用率が90%を超えた。重症者の8割を60歳以上が占めており、亡くなる人も増えている。文大統領は再び行動制限を強めることに否定的な見解を示してきたが、方針転換を余儀なくされた。(鈴木拓也)

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