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オミクロン株厳戒、水際と市中で対策次々に 施設待機には強制力なし

有料会員記事新型コロナウイルスオミクロン株

枝松佑樹、関口佳代子
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 新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」の市中感染が起きていないか監視するため、厚生労働省は、デルタ株に対するスクリーニング検査を応用して疑い例を洗い出すように自治体に要請した。また、オミクロン株の陽性者と同じ飛行機に乗った人は全員を濃厚接触者として扱うなど、水際の取り組みも強めている。

 オミクロン株は感染力が強い可能性が指摘されており、早期の封じ込めが重要になる。

 厚労省が2日に出した通知では、市中で新型コロナの陽性が確認された場合、自治体はデルタ株に特徴的な「L452R」の変異を見つける専用のPCR検査を用いたスクリーニングを実施。「L452R」の変異はオミクロン株にはないため、検査の結果が陰性ならオミクロン株の感染を疑う。さらにゲノム解析を実施して、オミクロン株かどうかを確かめる。オミクロン株に対するスクリーニング検査は、国立感染症研究所が開発中だ。

 東京都は、市中感染を早期に見つけるため、オミクロン株を判別するPCR検査を独自に確立した。追加検査をして1日以内に判別できるという。都はオミクロン株の特徴とされる「E484A」や「N501Y」の変異の有無を調べて、オミクロン株を判別するとしている。小池百合子知事は3日の定例会見で、「先手先手で対策を講じていく。広がりを見せていない今こそ緊張感をもった対応が重要」と強調した。

 厚労省は自治体が陽性者の5~10%に実施してきたゲノム解析についても、検査能力に応じて最大限実施するように求めた。

 一方、水際対策では、政府は外国人の新規入国をすでに一時停止した。海外でオミクロン株が確認される度に、入国後に施設待機が必要な国や地域の指定も拡大し、4日には米カリフォルニア州、アラブ首長国連邦などが加わる。

 さらに、オミクロン株の陽性者は原則入院させて、陰圧管理の個室に隔離する方針だ。オミクロン株の陽性者と同じ飛行機に乗った人は全員を濃厚接触者として扱い、宿泊施設に入ることを求める。厚労省は11月30日と1日、自治体に事務連絡を出し、これらの対応を依頼した。

 オミクロン株の感染が確認さ…

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