維新と共闘か独自路線か…どこへ向かう国民民主 6日から臨時国会 

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鬼原民幸
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 「野党共闘」から一線を画す国民民主党衆院選では独自の立場を強調し議席を増やしたことで、立憲民主党とは距離を置き、躍進した日本維新の会と共闘する場面が目立つ。ただ、来夏の参院選をみすえると、このまま維新と関係を深めるのも難しい。6日召集の臨時国会は、微妙な立ち位置を探る国民民主の今後を占う試金石となる。

 「維新との連携を深めた方がいい」

 衆院選直後の11月4日、国民民主の執行役員会で、党幹部の一人が玉木雄一郎代表に迫った。衆院選で立憲や共産党が議席を減らすなか、国民民主は3議席増。独自路線が評価されたと自信をつけ、野党第2党に躍進し勢いがある維新との連携に早速動いた。立憲、共産とともに参加していた「野党国対委員長会談」から離脱する一方で、維新とは憲法改正を国会で議論する「憲法審査会」開催に向けた調整、議員立法による法案の共同提出などで協力する方針を確認した。

 国会で維新と統一会派を結成し、ゆくゆくは協力し参院選を戦う――。国民民主関係者によると、そんな構想さえ浮上したという。一部の幹部は今なお可能性を模索するが、大きな動きにはなっていない。

 最大の支持団体・連合が、維…

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