朝日スポーツ賞、大リーグ・大谷翔平選手に ア・リーグのMVP

遠田寛生
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 2021年度の朝日スポーツ賞が決まりました。大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手です。投打の「二刀流」が評価され、大リーグのアメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞しました。投手では9勝を挙げて、打者ではリーグ3位の46本塁打を放ちました。来年1月28日、朝日賞とともに贈呈式を行います。

比較対象は100年前の伝説的な選手

 大谷が球史に残るシーズンをつくった。大リーグで長らく敬遠されてきた投手と打者の二刀流で1年間を通して出場を重ね、米国でも話題をさらった。

 しかも登板した23試合のうち、20試合で打席に入った。比較されたのは、100年以上前の伝説だ。「あのベーブ・ルース以来の記録」。今季はそんな表現が多く使われた。

 打者としては155試合に出場した。本塁打では、松井秀喜さん(ヤンキース)が2004年に記録した日本選手最多の31本を更新した。シーズン後半に失速したものの、本塁打王のタイトルまで2本差の46本をマークした。

 投手では9勝2敗、156奪三振、防御率3・18。エンゼルスのエース格となった。走ってはア・リーグ5位の26盗塁だった。

 7月の球宴では、史上初めて投手と指名打者(DH)の二刀流で出場した。ア・リーグMVPだけでなく、各球団の監督やコーチの投票で決まる打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞を初受賞し、コミッショナー特別表彰も受けた。

 昨季までは故障離脱が多かった。今季は体調を最優先し、屋外での打撃練習をほぼ行わないなど練習量を抑えめにする工夫があった。

 「まだまだ上にいけると思って、今年以上のパフォーマンスが出せるようなオフにしたい」。打って、投げて、走って。規格外の活躍を来季も見せていく。(遠田寛生)