首相「医療資源をオミクロン株に集中」 一部帰国者の自宅待機で

オミクロン株新型コロナウイルス

高木智也
[PR]

 岸田文雄首相は4日、新型コロナウイルスの水際対策をめぐり、帰国者の一部を自宅待機に切り替えたことについて、「限られた医療資源をオミクロン株に集中させる。専門家に意見を聞いた結果、合理的な考え方だとアドバイスもいただいたので、そういう対策を取っている」と述べた。視察先の福島県会津若松市で記者団の取材に応じた。

 政府は3日、新型コロナウイルスの新しい変異株「オミクロン株」の水際対策で、海外からの帰国者らが待機する政府の指定施設が不足する恐れがあることで、一部を自宅などでの待機に切り替えると発表。オミクロン株以外の変異株の流行を理由に3日間の施設待機を指定したアルゼンチンフィリピンなど17の国・地域からの入国者は、4日午前0時以降、ワクチンを接種していれば自宅待機とした。

 この措置について、首相は「オミクロン株でない変異株に対し、ワクチン接種者に限って自宅待機に切り替えた」と説明。「意味合いについてよく説明しながら、対策を進めていきたい」とも語った。

 一方、バイデン米大統領との会談のための訪米をめぐり、記者団からオミクロン株への対応などで、年内は断念するのかと問われたのに対し、「日米のトップの対面での会談は重要だ。ただ、米国の国内事情等もあり、調整は続けているが、(臨時)国会終了後、できるだけ早い時期に訪米することができればとは思っている」と述べるにとどめた。

 訪米について、首相はこれまで「年内も含めてできるだけ早く」と説明してきたが、米国側の政治状況などもあり、年内の訪米は難しい情勢となっている。(高木智也)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]