小4で親元離れ…ボクシングとK1を往復 ドキュメンタリーな人生

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塩谷耕吾
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 今でも、一抹の不安がある。試合中に強いパンチを頭部に受け、意識がもうろうとしたら――。

 「無意識に蹴りがでちゃうんじゃないか、って」

 キックボクシングのK1元スーパーバンタム級王者・武居由樹(よしき)(25)=大橋=は、そう苦笑する。

 昨年12月にプロボクシング転向を発表。今年4月にデビューして、ここまで2戦2勝。ともに1回KO勝ちを収めた。

 直近の9月の試合では、サウスポースタイルから、左ボディーに続けて頭部に右フックを一振り。対戦相手が腰から崩れ落ちた。圧巻の強打だった。

 右ジャブを突きながら距離を測り、コンビネーションで崩す。「ボクシングっぽいスタイルで戦うこと」をこの一戦のテーマにすえていた。

 それこそが、武居にとって積年の課題でもあった。

 とにかく、苦い思い出がある。

 小学生時代からキックボクシ…

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