宮内庁の鴨場で鳥インフル、死んでいたアイガモから検出 千葉・市川

小木雄太
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 外交団の接待の場として使われている宮内庁の新浜鴨場(かもば)(千葉県市川市)で、死んでいたアイガモから鳥インフルエンザが検出された、と千葉県が5日、発表した。鳥インフルエンザの発生は全国で今季6例目で、関東地方では初。

 県によると、鳥の感染力や致死率が高い高病原性の疑いがある。県は、同鴨場のアイガモとアヒル計338羽の殺処分と消毒作業をこの日の昼までに完了した。

 3日に同鴨場の3カ所の飼育場のうち1カ所で、3羽のアイガモが死んでいるのが確認され、翌4日にはさらに8羽死んでいたため、検査に至った。4日に簡易検査で陽性となり、5日の遺伝子検査で確定したという。

 同鴨場の半径10キロ以内には養鶏場などはないが、学校や個人など計20カ所で約75羽が飼育されており、移動や搬出の制限をする。

 同鴨場は、宮内庁が管轄する国内に2カ所ある野生のカモが飛来する猟場の一つだが、普段は飼育区域にはネットを張り、野鳥との接触はできないようになっているという。主に外国からの要人の接待などを行っているといい、天皇陛下が皇后雅子さまにプロポーズしたことでも知られる。

 千葉県内では昨年度、鳥インフルエンザの感染が相次ぎ、計11カ所の農場で456万2759羽を殺処分した。(小木雄太)