新庄監督「アピールが甘い」 日ハム入団会見で新人たちに喝

畑中謙一郎
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 プロ野球日本ハムは5日、北海道北広島市で新人選手の入団会見を開き、育成選手4人を含む12人があこがれの世界への抱負を語った。来季から指揮を執る新庄剛志監督(49)も同席し、「苦労を苦労と思わずに楽しむこと。1年目はコーチの言うことを聞かずに、まずは自分の力で頑張って」とエールを送った。

 記者会見は、日本ハムが建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」を見渡せる北広島市役所の5階で行われた。

 冒頭、あいさつした新庄監督は、自身が阪神に入団した際の記者会見のエピソードを披露。「阪神ファンだったのか」と問われ、「あまりプロ野球自体が好きではなかった」と答えたという。「そういうぶっ飛んだ人間が監督になれる。今日はどれだけぶっ飛んだコメントが聞けるか楽しみにしてます」

 ドラフト1位入団の達孝太投手(奈良・天理高)は、身長194センチというスケールの大きさが武器。「新球場はまだ完成していないが、自分が活躍している姿を想像できた。世界中のファンの方々を楽しませる投球ができれば」と壮大な夢を語った。

「つまらない練習を積み重ねると…」エール送る

 同3位の水野達稀内野手(JR四国)は171センチの小兵。「体は小さいが全方向に長打を打てる自信がある。ちびなりのちびパワーで開幕1軍をつかんで新人王を狙いたい」と力強く宣言した。

 同8位の北山亘基投手(京産大)は「ユニホームに袖を通して武者震いしてきた。(新球場完成を控えた)素晴らしいタイミングでファイターズの一員になれたことを幸せに感じる」と胸を躍らせた。

 一通りのあいさつを聞き終えた新庄監督は「アピールがまだ甘い。1年間、2軍ですね」とダメ出しして、会場を笑わせた。

 「スタートラインは1軍も2軍もみんな横一線です。ここにいる選手が来季、(開幕戦がある)ペイペイドーム(福岡)でプレーしているかも知れない。早く1軍に上がれたらいいなあ、ではなく、必ず俺が開幕戦のグラウンドに立つという強い気持ちが大事。つまらない練習でも毎日、地味に積み重ねること。それが必ず大きな花を咲かせますから」とエールを送った。

 最後に「ファンに愛される選手になるためには、その前にファンを愛することが大事。それを忘れずに」と注文をつけた。

 同9位指名を受けた上川畑大悟内野手(NTT東日本)は、都市対抗野球出場で契約を済ませていないため、欠席した。(畑中謙一郎)