「死ぬ間際、走馬灯のように」 走る川内優輝の頭に浮かんだのは…

有料会員記事

加藤秀彬
[PR]

 第75回福岡国際マラソン選手権大会(日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日九州朝日放送主催、マイナビ特別協賛)は5日、福岡市平和台陸上競技場発着で開かれ、一般参加のマイケル・ギザエ(27)=スズキ=が2時間7分51秒で初優勝した。細谷恭平(26)=黒崎播磨=が2時間8分16秒で日本勢トップの2位に入った。

 国内外のトップ選手が集い、多くの名勝負が生まれたこの大会は今回が最後の開催となった。1947年に「金栗賞朝日マラソン」として熊本でスタートし、59年から現行の福岡開催が定着。大会では2度の世界最高記録が生まれた。

12回目の出場、思いを巡らせた川内

 2時間11分33秒のレース中、何度も過去のレースが頭によぎった。

 「自分が死ぬ間際みたいな感じですよね。走馬灯のように、いろんな福岡の記憶が浮かんできました」

 川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)にとって、今年で最後となる福岡国際マラソンは、それほど特別な舞台だった。

 7年連続12回目の今回は強行出場だった。

 9月下旬に左ひざの靱帯(じんたい)を痛め、2週間走れないアクシデントに襲われた。フルマラソン直前に、あまりにも痛いブランクだ。それでも、「育ててもらった」と自負する最後の福岡だけはどうしても走りたかった。

 レース前から序盤にかけて思い出したのは、2016年の第70回大会だ。

 この大会の2日前、左足首を…

この記事は有料会員記事です。残り720文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
【1/24まで】2つの記事読み放題コースが今なら2カ月間無料!