飛べなくなったオジロワシ回復 鷹匠・石橋美里さんが再び自然に放つ

松岡大将
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 国の天然記念物で、飛べなくなっていたオジロワシ1羽が回復し、佐賀県は11月27日に唐津市内の広場から自然に放った。

 県によると、オジロワシはタカ科の渡り鳥で、ユーラシア大陸北部や北海道で繁殖する。冬場は大陸から北海道などに渡る。県内で確認されるのは珍しく、過去5年間で九州地方から見つかった例はないという。絶滅の恐れがあるとして環境省のレッドリストに登録されている。

 放たれたワシは、体重約4キロ、翼を広げた長さは2メートル。2月、江北町の水田で飛べなくなっていたところを町民が見つけ、連絡を受けた県が保護した。

 当初は食欲がなくて衰弱していたが、県の委託を受けた武雄市の鷹匠(たかじょう)、石橋美里さん(26)のもとで元気を取り戻した。県によれば、放鳥を見守った石橋さんは「いい飛び方をしていて、元気になって良かった」と喜んでいたという。(松岡大将)