水谷隼さん、五輪の大逆転勝ちを語る 「時が止まったような感覚に」

榊原織和
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 卓球で五輪に4度出場し、東京五輪では混合ダブルスで金メダルを獲得した水谷隼さん(32)が5日、松江市総合体育館で地元選手と交流会をした。松江市卓球連盟が主催し、約1300人が世界レベルのプレーを観戦した。

 司会者との対談では、東京五輪の伊藤美誠選手との混合ダブルス準々決勝で、2―9から逆転勝ちした最終ゲームについて「負けがほぼ確定の状態だったが、今までと違ったのは諦めない気持ち。時が止まったような感覚になり、勝つというより応援してくれる人に1本でも多くプレーを届けたいと、目の前の点を取りにいって逆転できた」と振り返った。

 対談後はユニホームに着替え、金メダルを下げて登場。小中学生には水谷さんの武器であるサーブを打ち、全国大会にも出場する松徳学院の高校生選手とはミニゲームをした。プレーしつつ、冗談交じりのアドバイスで観客を和ませた。

 水谷さんのサーブを受けた松江市立第二中学校2年の丸橋欣樹さんは「想像を超えて、(サーブが)切れていた。打ち続けてもフォームが崩れないところが勉強になった」と話した。(榊原織和)