信号守る日本人、なぜ優先席は無視をする バリアフリーに根拠を

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平賀拓史
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宇都宮大客員教授の土橋喜人さん(53)

 札幌市営地下鉄の車内には「専用席」がある。一般の「優先席」と比べて、障害者や高齢者、妊婦が座っている割合が非常に高い。これを現地調査で明らかにした。調査結果は共同研究論文として昨年発表し、日本福祉のまちづくり学会で「学術賞」を受賞した。

 高校時代まで札幌市内で暮らしたが、専用席の存在は知らなかった。大学卒業後、銀行員を経て青年海外協力隊に。1998年、渡航先のフィジーで交通事故に遭って大けがを負い、左足に障害が残った。

 その後、留学した英国では、杖をついて歩いていると、市民が付き添ってくれたり、荷物を持ってくれたりした。一方、日本に戻ると、優先席は一般の人で埋まっていて、杖をついていても反応しない人が多かった。

 「日本人は信号は守るのに、なぜこうなのか」

 「心のバリアフリー」が日本…

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